恋雨感想、追記。ネタバレあり。

レビュー

恋雨の感想で書き忘れたことがあるので追記を。すごく好きな作品なので、あとからあとから出てきますね(笑)
それはそうと、導入文が短すぎてツイッター上でネタバレしそうで、焦った……。
一度書いた記事を消してキャッシュも消して更新し直してます。

アキレス腱断裂で陸上から離れたあきらは、店長に恋をしながらも再び陸上へと気持ちが傾いていきますよね。
それは、親友のはるかが「自分は足は早くないけれど長距離が好き」と言って走る姿や、バイト先のユイちゃんが吉澤くんに振られながらも夢に向かって歩く姿を見て、自分が置いていかれているような気分になってしまったから。
走ることへの恐怖心から目を背けたいのに、バイト先に後輩が来たり他校のライバルが煽ってきたりで、あきらの心は揺れ動くわけです。

あきらにとって雨宿り先である店長も、ある日を境に再び小説を書き始めました。あきらは店長が何をしているのかわからないながらも、自分の世界を取り戻しつつある店長の楽しそうな姿を見て、寂しい気持ちになってしまいます。
夢破れたあきらにとっての救いが店長だったとしたら、店長が文学に没頭する姿は、はるかやユイちゃんに感じたそれよりもさらに強く、あきらを不安にさせたかもしれない。

大雪の日に、なぜ店長はあきらの本心を引き出せたのかなぁと思っていたんですが、店長が文学に向かう姿をあきらはずっと見ていたわけで、だからこそ店長の言葉が響いたのかなぁと……。
大雪の日に店長の書斎や原稿を目にして、店長の文学とあきらの陸上がかすかに重なった。でも、このときはまだ陸上と向き合いたくなかった。
だから、初詣のあと車で送っていくと言われたときにあんなに激しく抵抗したのかもしれないですね。陸上への情熱は大きくなっているのに、まだ店長との雨宿りを続けたかった。

傍から見ても心地よさそうですしねぇ、2人の雨宿りは。読者としても、もっと見ていたいなぁと思いました、正直。
でも、店長はそれを許さなかった。

店長の部屋ではぼんやりとしか重ならなかった文学と陸上が、最終回では確実に同じ熱量で重なり合っていましたよね。このシーンを見ると、大雪の日に再び部屋に戻らなかったのは店長の英断。いや、ホント、素晴らしいです。
あきらと店長の恋はほろ苦かったかもしれませんが、違う道を歩む2人のこの重なり合いは、個人的に超お気に入りです。
解釈あってるかわかりませんけど……(笑)

恋は雨上がりのように(1) (ビッグコミックス)

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